平昌五輪で金を含む3つのメダルを獲得し、今季のW杯で日本勢初の総合優勝を決めたスピードスケート女子の高木美帆(23)=日体大助手=が20日、W杯最終戦が行われたベラルーシから成田空港に帰国した。同五輪スノーボード女子パラレル大回転5位の竹内智香(34)=広島ガス=も今季のW杯を終え、羽田空港に帰国した。
世界女王として帰国。ファンから祝福を受け、サインにも快く応じた。高木は五輪後も世界選手権総合優勝、W杯でも1500メートルの種目別総合優勝と全種目での獲得得点による総合優勝という日本勢初の快挙を達成。「(平昌五輪までの)4年間を見ても濃かった。そういう時間を過ごせて、すごく幸せだった」と笑顔を見せた。
既に現役続行の意向を明らかにしているが、今後については「少しゆっくり休んで、自分の気持ちが向く方向に向かっていきたい」と話すにとどめた。激動のシーズンを駆け抜け、オフを満喫する予定。「やれることも限られている。お世話になった方に会いに行きたいなと思っている」とお礼行脚でリフレッシュする。