タレント、三宅裕司(67)が22日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「三宅裕司のサンデーヒットパラダイス」(日曜前9・0)に電話出演し、前立腺肥大症であることを明かした。三宅の所属事務所は同日、三宅が前立腺肥大症の治療のため療養することを発表した。
番組冒頭で俳優、小倉久寛(63)が「今日はですね、三宅さんが過労のため療養でお休みです」と、自身が代役を務めることを説明。タレント、江口ともみ(50)が「そんな療養中の三宅さんとお電話つながってるんですよ」と紹介し、小倉が「三宅さ~ん」と呼びかけた。
三宅は「どうも、療養中です」と明るい声であいさつ。「元気は元気なんですよ。ただ。おしっこがちょっと出にくくなっただけで」とし、50歳を過ぎると前立腺肥大になる人が多いことなどを紹介し、「私もそうなってまして、ずっと前から」と説明した。
「すごいこの1年がね、スケジュールがちょっと入れ過ぎましてね」と過密スケジュールだったことを明かし、ドラマ出演のほか今年は俳優、伊東四朗(81)とのコントライブや舞台「熱海五郎一座『船上のカナリアは陽気な不協和音』」などで大忙しだったという。
6月上旬に「おなかがぽっこり出た」ため、病院で検査すると「おしっこが前立腺肥大で出なくなって、膀胱が腫れてた」ことが判明。「どんどんおしっこが溜まって、それが腎臓にまでいっちゃってたんですね。それでいま腎臓の数値を下げるために、何もしないでただボーッとしてる」とし、「点滴なんかもして腎臓を良くしてるんですけども、それが良くなったら手術ができる体になるということですね」と状態を見た上で前立腺肥大症の治療に踏み切るとことも明かした。
医師からは「頭を使いすぎ」「考え過ぎ」だと注意されたといい、「なので何も考えずにボーッとしなさい、というダメ出しが来るわけですよ。でも俺が何も考えずにボーッとしてたら公演失敗しますからね。これはやっぱり使わざるを得ない」とし、頭を使うことで「どんどん体が悲鳴を上げていく」と苦しい胸の内を明かした。
小倉は三宅に「ボーッと仕方、僕がこんど教えてあげますから」と提案。三宅は「本当だよ、いつも小倉見てると『いいなー』って思うんだよ。ひどいときは本番中の舞台でも(ボーッとしている)」と話して笑わせた。
三宅の所属事務所のアミューズは同日、公式サイトで「この度、三宅裕司が前立腺肥大症の診断を受け、治療のため、しばらくの間療養させて頂くことになりました」と療養を発表した。